Taskforce クロックワークキングの最後 (The Fall of the Clockwark King)

「君たちが救出した職工長によれば、この部品が出荷された場所は3カ所しかないそうだ。」
帰還したタスクフォースに、シナプスが職工長からのヒアリング結果を告げた。
「ということは、出荷先がクロックワークと関係している可能性が強いってこと?」
「そうだ。では早速最初のその最初の場所に君たちが向かうことを連絡しよう・・・えっ、ちょっと待って!何だって・・・Clockworkの襲撃を受けているだって!」

なんとシナプスが3カ所のうちの1カ所に連絡をとったまさにそのとき、その場所はクロックワークの襲撃にあっていたのだ。
「罪もない従業員が大勢残っているらしい、タスクフォースライトニング!至急現場に急行してくれ!」
「まさか・・・こんな・・・」
思わず絶句するCutie Lalaの手にはこの廃屋に向かう前にシナプスから渡されたポジトロンの新兵器が握られていた。
その名も「Clockwork Immobilizer MkⅢ」!
ポジトロンによれば、この新兵器はMkⅡの改良型で、クロックワーク・キングがロボットに送っているサイコキネシス波を妨害することにより、MkⅡより更に長い間彼らの行動を封じ込めることができるというのだ!

「よし・・・一か八か・・・」ポジトロンの新兵器をこの超巨大ロボットに発射するCutie Lala。
次の瞬間スモークグレネードのような白煙がこのClockworkの最終兵器を包んだ・・・しかし・・・「
えええ!弾、一発だけなの?!あの、何考えてんのよ!あのポンコツ!!」

役立たずのポジトロンの秘密兵器を投げ捨てたLalaは頼みの戦闘斧を構え、この超巨大ロボットに向かい直した。
ここからはヒーロー達とこの巨大兵器の一騎打ちとなったが、バベッジのHPは他のクロックワークとは桁違いで、いっこうにダメージをうけた風はない。
だがタスクフォース・ライトニングも絶妙のコンビネーションで前衛のヒーローが致命的な打撃を受けることを巧みに避けていく。そして両者の長い決死の力比べに決着の時が訪れた!

月光に冷たく照らされたバベッジの影が一瞬大きく揺らぎ、次の瞬間轟音をたてて機械の巨人が大地に崩れ落ちたのだ。
この瞬間、ライトニングのヒーロー達にクロックワーク・キングへ続く最後の鍵が手渡されたのだった!
そして既にくず鉄置き場と化した古びた廃屋・・・かつての・・・ヒーローの手によって崩壊した・・・kingの偽りの宮廷で、最後の戦いが始まった。

Arch VillainであるキングにはContollerの攻撃はほとんど通用しない。ヒーローと悪と、力と力の対決なのだ。
しかし悪との最終決戦に挑むヒー ロー達の決意は、このArch Villain Clockwork Kingをも貫き通した。
ヒーロー達の総攻撃によってその力を失ったキングはCutie Lalaの最後のBattle Axeの一降りをうけ、空中にはじき飛ばされ、そしてそのまま動かなくなった。

「キング・・・どんなに操り人形を作っても、ロボットに爵位や役職を与えても、本当は独りぼっちだったんだね。」
眼前に崩れ落ちた、巨大な鉄くずにふと、Lalaがつぶやいた。

いずれにせよこの瞬間、勝利の凱歌はヒーロー達の勝利の頭上にあがった。
そしてそれは彼によって操られていたクロックワークの壊滅と、長い長い彼らとの戦いの終焉をも意味していたのだった。
エレクトロヒーロー シナプス

「君 がCutie Lalaか。会えてよかったよ(good to se you)」
スカイウェイシティの公園で彼女が出会ったヒーローこそ、Rikti戦争の生き残りの一人であり、電撃系のブラスター(Electrical Blast&Electricity Manipulation)シナプスだった。
彼はSuperspeedの使い手でもあるらしく、巷ではスピードスター・シナプス(Synapus the Speedstar)の名で知られている。

噂によれば彼は元々は普通生活を送っていた市民の一人だった。しかしある日彼、スチーブン・ベリー(Steven Berry)はクレイ・インダストリーに拉致され、その秘密研究所でスーパーパワーの実験のための検体にさせられてしまった。
研究所では連日高電圧の電流を人体に流す実験が行われたが、やがてその責め苦に耐え抜いた彼の肉体には強力な電撃のスーパーパワーが宿っていた。
電撃のパワーを得た彼は、看守を倒し遂に研究所を脱出に成功したのだった。

・・・しかしスーパーヒーローとなった彼がクレイ・インダストリーを告発した時には、既に証拠は隠滅された後で、クレイの重役は一言の元に彼の言葉を否定するばかりだったのだが・・・。

いずれにせよこうした彼のスーパーヒーローとしての生い立ちはブラスターとしての彼の能力に加えて、電流の流れを精緻に捉えることができるという独特のセンスを彼に与えていたのだった。

「私の電気的な感覚はスティールキャニオンで、おかしな電流の流れを捉えたんだ。私はこれがClockworkの仕業と考えているが、その意図はわからな い。でも何か背後には大きな陰謀が隠されているような気がするんだ。そこで君たちにタスクフォースとしての出動を依頼したい。調査に協力してくれるかい」
うなずくLalaと6人の仲間達、中にはかつてポジトロンのタスクフォース・アンチマターで共にParagon Cityの危機を救った戦士達も数多く含まれていた。

「ありがとう。では私はこのタスクフォースを「ライトニング(Lightning)」と名付けことにしよう。」

「ところで私も長くClockworkをみてきたが、実のところ、彼らが電気的にどのように起動しているかは、わからないんだ。君も様々なミッションで 知っているだろうけど、わかっているのは彼らが電気ではなく彼らの首領Clockwork Kingのサイコキネシスによって動かされているらしいということだけだ。一体奴らは何を企んでいるのだろうか?」


ポジトロン再び

ミッションスタート!
スピードスターシナプス

シナプスに依頼された異常な電流の発生場所に急行したタスクフォースのヒーロー達。そこで彼らが見たものは、不思議な機械を運んでいたClockworkのロボットだった。Clockworkを倒しこの機械を持ち帰った彼らにシナプスは言った。

「これは・・・電流の流れを制御するためのパワールーターのようだ。なぜ奴らがこんなものを・・・。
しかし一体の敵がこれを持っていたからと言って、それでスティールキャニオンの異常な電流の流れを説明するわけにはいかないだろう。私はこのパワールー ターについてポジトロンに調査を依頼したいと思っている。優れた科学者でもある彼なら、更に詳しいことがわかるに違いないからね」

「実はもう一つ気にかかることもある。どうもClockworkがスティールキャニオン付近に集結しているという情報が入っているんだ。もしかすると今回 の事と関係があるのかも知れない。奴らを倒して、可能なら手がかりをつかんできてほしい。頼りにしているよ。タスクフォース・ライトニングの諸君。」

「Clockworksのロボットがやはり別のルーターを運んでいたとは!一体奴らは何を企んでいると言うんだ!
うむ、どうやら、ここはポジトロンの助力を仰ぐしかないようだね。彼は君も知っているとおり非常に優れた科学者だ。
彼ならこの事実に対していくらかの洞察を持っているに違いない。
・・・最もそのアドバイスが饒舌すぎていつも長いのが玉に瑕なのだけど・・・。」

かくて、なんとなく微妙なニュアンスのシナプスのアドバイスを受けて、ヒーロー達はポジトロンの元に向かったのだった。

ポジトロン(旧バージョン)

「久しぶりだなCutie Lala。シナプスが送ってくれたのが君たちとはうれしいよ。」
いつものようにヒーローアーマー姿のポジトロンがタスクフォースのメンバー達を迎えた。(彼はRikti戦争での負傷が原因でアーマーを脱ぐことができないのだ)

「さて本題だが、諸君の発見したパワールーターはとても興味深い代物だ。
私が見たところ、そいつは送電施設からの電流の流れを変え、別の場所にルーティングして流すことができるように設計されている。基本的なメカニズムはかなり洗練されているようだ。
もっとも私から言わせれば、随分と余分なパーツもあるがね。

つまりだ、
奴らはこの装置を使ってスティールキャニオンの送電施設から市内の電気をごっそりと盗み出し、別の場所・・・恐らく奴らの秘密基地に流し込もうとしている訳だ。

おっと!恐らく諸君らは市内の送電施設の位置を知りたいと考えていることだろう。
心配無用。この3カ所がそうだ!

現地に急行し、彼らの陰謀を阻止するのだ!タスクフォース・アンチマ・・・・ライトニングの諸君! 


送電施設を守れ!

送電施設を守れ

ポジトロンに教えられたスティールキャニオンの返電施設には、はたして多数のClockworks達が待ちかまえていた!
まだ中には送電施設の従業員や警備員と思われる市民が取り残されていた。恐らく彼らはこの送電施設にパワールーターを設置する作業を始めたばかりに違いない。

「みんな行くよ!」LV20あまりのClockworkの集団に飛び込むヒーロー達。しかしヒーロー達の力は圧倒的だった。タスクフォース・ライトニング はTanker2人、Controller2人、Defender2人、Blaster1人という攻守に最高のチーム構成であり、更に ControllerのDecoyの戦力も加わってClockwork達に全く反撃する機会を与えないまま、この施設の敵を一掃したのだった。

残る2つの変電施設も戦況に代わりはなかった。
Clockworkもそれぞれの施設のルーター設置中の警備のため、Foreman、Powderkeg、 Voltというプリンスクラスの大型ロボットを投入し守りを固めてはいたが、所詮ヒーローの敵ではなかった。
瞬く間に変電施設を制圧したヒーロー達は、 Clockworkのパワールーターを取り除き、スティールキャニオンの電力の異常原因を排除することに成功したのだ。

「Clockworkの企みを打ち砕いたようだね。
ポジトロンは君たちタスクフォース・ライトニングのお陰でずいぶんと株が上がったようだよ。」

またしても微妙な言い回しで帰還したタスクフォースを迎えたシナプスだったが、次の彼の言葉は断固としたものだった。

「しかしまだ終わった訳じゃない。奴らが電気をルーティングさせていたであろう奴らの秘密作戦司令部を突き止めて壊滅させなければ、奴らは何度でも同じ試みをするに違いない。」

シナプスの言葉にうなずくヒーロー達。
「でも重要な計画の秘密作戦司令部ともなれば、かなり厳重に隠蔽されているはずよ。どうやってその位置を突き止めたらいいかしら?」
自信たっぷりのシナプスにLalaが尋ねた。

「実は既にポジトロンが君たちを助けるため、秘密作戦司令部をさがす特製の小道具をつくってくれたんだ。この装置は、君たちが絶えず移動しつつスキャンすることで、敵の司令部を探すデーターを自動的に収集してくれるらしい。
「なるほど。使い方は前回のタスクフォースと一緒のようだし、早速試してみるね」
そういうや、ヒーロー達はたちまちParagon Cityの街の中に散っていた。

実際のところLalaの言うように、この装置はParagon Cityダムを巡ってタスクフォース・アンチマターが行ったミッションの際、クロックワークの秘密基地を探すためポジトロンが開発した装置の改良版のようだ。
この装置は前回同様一般的にクロックワークスに使われている金属の素材の濃度を計測し、彼らの集結地をスキャンすると同時に、新たな機能としてクロックワーク・キングがロボットをコントロールするときに使う独特なサイコキネシスの脳波をもキャッチできる仕様になっているらしい。

必殺パンチを食らえ
まもなくスキャナーは、ヒーローによって計測されたデーターを元に、膨大な質量が集まっている地点をはじき出した。
遂にヒーロー達はクロックワークの秘密作戦司令部の位置を突き止めたのだ! 
秘密作戦基地発見

秘密作戦司令部を叩け!

薄暗いスティールキャニオンのある廃屋。
そこがスキャナーの示した秘密作戦司令部の場所だった。
勇躍乗り込むタスクフォース・ライトニング!

Clockworkの計画の中枢だけあって、その数は他の基地の比較ではなかった。
更に彼らはこの作戦司令部を守るため、兵団の幹部でありプリンスクラス の大型ロボットを3体も投入していたのだ。彼らClock、Coil、Suppressorと名づけられた大型ロボットに指揮された多数のClockworkだったが、タスクフォース・ライトニングの前には赤子も同然だった。

次々と撃破され、鉄クズの山に代えられるロボット達・・・

そして最後に残ったSuppressorの巨体が倒れ地に伏した時、それはまさにクロックワークの作戦司令部は壊滅したことを意味していたのだった。


「遂に彼らの司令部を壊滅させたようだね。おめでとうタスクフォース・ライトニング」
クロックワークの司令部を巡る激戦から帰還したヒーロー達をシナプスはねぎらった。
「実際のところ、もし君たちが彼らの陰謀を阻止していなければ、大変なことになっていたと思う。奴らはスティールキャニオン全体の電力を奴らの秘密基地にリルートし、その電力をつかって大変な力を手に入れることができたはずだからね。」

シナプスは詳しくは語らなかったが、彼らが膨大な電気を狙った理由はLalaにも大体は想像がついた。
今まで彼女が戦ってきた様々なミッションで、彼女はClockworkの様々な謎を解き明かしてきた。

まずClockworkのロボット達は単体のロボッ トとしてはあり得ない構造をもっており、Clockworks Kingのメモリーを共有する端末のような存在であること。
そして
Clockwork Kingはこのロボットをサイコキネシスの力によって制御するとともに、その動力源の一部を与えており、そのKingのサイコキネシス波はある種の電波(=電気)に 似た性質をもっているらしいこと、だ。


仮にクロックワークキングが、Paragon City屈指の金融街であり当然巨大な電力が供給されているスティールキャニオンの電力のすべてを手に入れたらどうなるだろうか?

然その巨大な出力によってサイコキネシスパワーを増幅し、凄まじい数のクロックワークを制御して遂にはParagon Cityはおろか、全世界をも支配するほどの力を手に入れることだろう!

大型ロボット登場

「恐らくクロックワーク・キングは決してこの陰謀をあきらめないだろう。奴がこの陰謀を続けることを食い止めなくちゃならない。そのためにはClockwork Kingを倒すしかないんだ!」
考え込むLalaの姿を見て、シナプスが決意を込めて断固とした口調でいった。

「彼の狙いがスティールキャニオンの電力ならば、彼の作戦基地は当然そう遠くないところにあるはず・・・つまりそこに勝機があるはずだ!
私は君たちがKingの奴を見つけるのは、時間の問題だと思っているよ。そう、君たちはタスクフォース”Lightning(雷)”なのだから」


手がかりを手がかりを求めて

シナプスの断固とした決意に息をのむライトニングのヒーロー達。

次の言葉を待つヒーロー達に、シナプスが静かに言う。
「実は既にポジトロンのスキャナーをつかって市内全域をしらべたところ、クロックワーク・キングの隠れ家はスティールキャニオンかブームタウンのどちらかにその手がかりがあることがわかっているんだ。」
「そこまでわかってるんなら、話は早いわ。ささっと敵の大将のところへ乗り込みましょ」
気の早いLalaが急くようにいったが、シナプスは冷静なままだ

大幹部ベルタを倒せ

「いや、Kingは特殊なフィールドを使ってスキャナーから隠れているらしい。彼の隠れ家を見つけ出すには更に調査を進め、どんな手がかりでもみつけださなくちゃならない。まずスティールキャニオンから調査を進めてくれ。」
「頼んだよ、タスクフォース・ライトニング!」


敵との最終決戦を求めて、勇んでスティールキャニオンでの調査を行ったタスクフォースのヒーロー達だったが、なんたることか、そこでは何も発見することはできなかった。

だが、落ち込むヒーロー達にシナプスは声をかけた。

「そうか、なにもなかったか・・・いや十分だ、これで奴の居場所は特定できたのだから。それに吉報もあるんだ。もう一カ所のブームタウン(Boom town)について新しい情報が入ったんだ。」
「ってことは、キングの居場所がわかったの?」
「いや、実はブームタウンに、Berthaと呼ばれるClockworkの大幹部が現れたらしい。組織の大幹部ならClockwork Kingにつながる何らかの情報が手に入るに違いない。早速現地に向かってくれないか」

スティールキャニオンを調査せよ

ブームタウンに急行したタスクフォースのヒーローはある廃屋でクロックワークの秘密基地を発見した。
そこにはキングの姿こそなかったが、情報通り兵団の大幹部ベルタ(Beatha)の姿を見つけることができた。
キングの居場所につながる手がかりを求めてベルタに挑みかかったヒーロー達の前に、この大幹部の巨体は崩れ落ち、まもなく戦いはタスクフォースライトニングの勝利に終わったのだった。

「ん、なんだろう、これ?」
そのとき一人のヒーローが崩れ落ちた ベルタの巨体の脇に独特の形状をした部品の一部を発見した。
もしこれが、組織の大幹部のみに使われている珍しい部品なら、その入手経路をたどればキングの足がかりが得られるかも知れない。
思わぬ発見に身を躍らせながら、ヒーロー達は一路シナプスの元へと急いだ。

「でかしたぞ。タスクフォース・ライトニング!これはきわめて珍しいパーツだ。」
戻ってきたタスクフォース・ジャスティスに珍しく興奮気味にシナプスが話しかけた。
「やったね。で、出荷元はわかるの?」こちらも大喜びのLala。
「もちろんだ。解析の結果既にこのパーツの出荷元を特定している。すでに君たち が向かうことは話を通しておいたよ。」
さすがはシナプス、腐っても伝説のヒーローの一人である。ここまでポジトロンの影に隠れて今ひとつ活躍していなかったが、こうなると仕事が早い。

しかもこの倉庫は過去何回かクロックワークの襲撃を受けて、職工長はかなりおかんむりだそうだ。
早速この倉庫の職工長(Foreman)に詳しい話を聞いてみてくれ。」

かわいそうなシナプス

早速現地に向かおうとしたヒーロー達をシナプスが呼び止めた。
「そうそう、ポジトロンから君たちにプレゼントがあるそうだよ。それは彼が作った対クロックワーク用の新兵器だそうだ。彼はそれをClockwork Immobilizer MkⅡと呼んでいたな。
そいつは一発しか撃てないが、長い時間ターゲットをスタン状態にできるらしい」


「って・・・・・・やっぱり又ポジトロンが出張ってくるわけね」少しシナプスを見直したLalaが、深いため息をついて言った。
「これならポジトロンが、ミッションくれてもいい気がする」
そう応じたのはタスクフォースのメンバーの一人Grだった。
「ホントだね。シナプスさんかわいそう」


それにしても新米ヒーローから同情を受けるとは、シナプスもなんという幸の薄いヒーローなのだろうか。

ロングトムを撃破

ともあれ、新兵器を受け取ったヒーロー達が現地につくと、その倉庫はまたしてもClockworkの襲撃にあっていた。
どうやらクロックワークは部品が足りなくなる度に、ここを襲撃していたらしい。しかし今度はいつものようには行かなかった。間一髪で到着したタスクフォースライトニングの活躍により、大型ロボットLong tomを倒し、部品取り集団を逆にスクラップに変えたのだった。

倉庫を探索

現地に急行したライトニングのヒーロー達の行動は迅速だった。襲撃してきたClockworkを瞬く間に倒し、捕らわれていた6人の従業員を解放したのだ。

勢いに乗ったヒーロー達は、すぐさま次の行動に移った。パーツの第二の出荷先であり、今は廃業して廃屋となっている倉庫を急襲したのだ。
そしてこの廃墟で、このパーツの行方がKingの手がかりとなる決定的な証拠を目撃することになった。

薄暗い廃屋から現れた巨大ロボット・・・その名も「クロックワーク・ロード(Clockwork Lord)」!
まさにその名の通り組織の中枢幹部の一人に他ならなかった。

このことから考えると、このパーツは兵団の大幹部だけに使われているものであることは明らかであり、その先を 追っていけば兵団の中核クロックワーク・キングの元にたどり着くであろう何よりの証なのだ!

Clockwork Loadを倒したヒーロー達は興奮に包まれていた。
恐らく3カ所のパーツの出荷場所の最後、すなわち次の場所こそが、Clockworkの中枢である可能性はかなり高い。

今ヒーロー達はこのParagon Cityの脅威を後一歩のところまで追いつめているのだ!

クロックワーク・ロードを倒し意気あがるタスクフォース・ライトニング。
しかし!最後の決戦後へ向かおうとする彼らが廃屋を出たとき、そこには想像もしなかった光景が広がっていた!!
遙か天を見上げるような巨大なロボット、今まで見たこともない超大型クロックワーク、バベッジ(Babbage)がヒーロー達の行く手を遮ったのだった!


激闘!最終兵器 超巨大ロボット バベッッジ(Babbage)!

でた!バベッジ登場

さらば、クロックワーク・キング!ロボット兵団最後の日!!

またもパンチだ

クロックワーク・キングの最後の切り札であった超大型ロボットバベッジを倒したタスクフォース・ライトニングのヒーロー達の前に、今まさに最後の決戦の火ぶたが切って落とされようとしていた。

だが、高揚した雰囲気に包まれていたヒーロー達の元へそのとき、ポジトロンから通信が入った。
「遂にClockwork Kingを追いつめたようだな。タスクフォース・ライトニング。ところでお前達にとっておきのプレゼントがある。私が開発した対Clockwork用の最新兵器その名も・・・」
「Clockwork Immobilizer MkⅣ でしょ。で、弾は一発きり、と」
「よ・・・よくわかったな。ともかく必ずお前達の役に立つはずだ!弾はKingの為にとっておけ、一発きりだからな。必ずKingをしとめるんだぞ!頼んだぞ、タスクフォースの諸君!」

ともあれ、最後の決戦の場に到着したタスクフォースのヒーロー達。
そこは以外にもスカイウェイシティの朽ち果てた倉庫だった。
クロックワークの本拠地は実はほんの近くにあったのだった。

Clockwork Kingの宮廷の古く錆び付いた扉を開け、内部に飛び込んだヒーロー達を、Clockworks最後のロボット達が迎え撃った。
次々と火を噴いて崩れ落ちるロボットの群れ。

まもなくヒーロー達はキングの偽りの王国の中枢に足を踏み入れつつあった。
うらびれた倉庫の奥からはClockwork Baron(男爵)、 Clockwork Duke(公爵)と名付けらた大型ロボットがヒーロー達に立ちはだかった。だが、それとてヒーロー達の勢いを止めることなどできはしなかった。

ヒーロー達の攻撃によって次々と機能を停めてくず鉄の山へとその姿を変えていくゼンマ人形達。
それは Clockwork Kingが作り上げた機械の宮廷の最後だった。

それにしても一体なぜキングは、自らコントロールするゼンマイ人形に爵位を授け、偽りの王様ごっこをするようになったのだろうか。
いかに多くの臣下を従えているように見えたとしても、それは自分が操っているだけの、がらくたに過ぎはしないというのに。

とうとうここまで来たか!タスクフォース・ライトニングよ!余は、余をここまで追ってきた貴様達の執念を認めよう。だが余は哀れにもそれがお前達の最後を意味することを案じておる。余の創造物たるクロックワークを仰ぎ見よ!そしてひれ伏すがいい、我が敵どもよ!」
暗闇から機械の合成音にも似た、しかしロボットのそれとは異なるある種の威厳さえ感じられる声が響く!


Clockwork King!Clockworksの創造者にして王、そしてサイコキネシスによって彼らを動かし、支配する大首領(Arch Villain)!!

彼の頭部には透明なケースを通して、この狂気のロボットの正体がはっきりと映し出されていた・・・溶液に浮かんだ人間の脳・・・この脳がロボットを作り出し、その脳波によってパワーと支配とをロボット軍団に与えていたのだ!!

とうとうやったな!君たちなら必ずやれると私は信じていたよ」
悪の組織を壊滅させ意気揚々と帰還したライトニングのメンバーにシナプスが言った。
「君たちの活躍によってクロックワーク・キングは倒され逮捕された。今後は彼が悪事につかっていたマインドパワーについていろいろ調査することになるだろう。もっとも研究オタクのポジトロンと シスターサイキの2人は、それが始まるまで待てないだろうけどね。」そういうと、シナプスは少し顔を崩した。

「ともあれParagon Cityは今日、君たちタスクフォース・ライトニングに大きな借りを作ったわけだ!
この日はParagon Cityにとって長く記憶されることだろう!!」
Taskforce Complete!

おまけ リニューアル後のクロックワーク・キング宮廷

Issue3以降、最終ミッションにオリジナルマップが導入されました。より雰囲気がよくなったクロックワークキングの宮廷をご覧ください。

シナプスの依頼を受けたタスクフォースだったが、このときは市内に分散して任務を行っていた。敵が集結しているのはスティールキャニオンとのことだった が、とりあえずキングズ・ローとスティールキャニオンに別れてClockworkのロボットを倒し、手がかりを求めることにした。
この決断は正解だった。相対的に弱いロボットが多いキングズ・ローで瞬く間に市内のロボットを掃討した彼らは、ある一体のロボットが再びパワールーターを運んでいる現場に直面したのだ!

ヒーロー達はこれから起こるであろう戦いが決して楽なものではないことをよく知っていた。しかし同時にある種の楽しさを押さえきれないでいた。
この先にClockwork Kingがいる!そして間もなくすべてが終わるのだ!!


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